77の日記

苦手な言語化をやってみています

なぜ先延ばししたくなるのか、それは回避できるのか、を考えた

ここ最近何かをやりたいと思っても先延ばしばかりで、つい先日も休みなのに結局どこにも行かないという体たらく…というわけで、なぜヒトは先延ばしをしたくなるのか、どうやったら回避できるのかを調べてみました。ちなみにここで言う「先延ばし」とは、やらねばならないことを今やらずに後でやろうと決定することです。

 

 

◆なぜ先延ばし?

「自由でなまけものな思考に意思決定をしてもらっている」ヴィク・ニフィー氏

参考)http://logmi.jp/68087

 

これはすごい。この記事の前半を要約すると、先延ばししたいと感じる時、脳内では先延ばしせずにやるべきと促す「前頭前皮質」と後でいいじゃんと言う「大脳辺縁系」があり、「扁桃体」がさまざまな理由で不安や恐怖を回避するように動くため「やらない」を選択しやすいそうです。つまり、人間は生まれながらにして、先延ばししやすい構造になっているということで、これだけ見ると実行できる人の方がすごいのかもしれない、とさえ思います。

 

◆先延ばしの理由づけ

一方で日常では先延ばしをどのように理由づけしているのか、webなど見たり、自分にあうものをざっくりまとめてみました。

・めんどうくさい

・不安、恐れ

・他に良い方法やアイデアがあるかも、という迷い

 

「めんどうくさい」は通常、個人の気合の問題で片付けられてしまいそうですが、大脳辺縁系に振り回されていると考えると対処のしようもありそうです。「まだ時間があるから他のことをしよう」「ここで気力や体力を使うのはもったいない」も似たものかと思います。

「不安、恐れ」は意識の有無はあるにせよ、扁桃体がある限り意外に大きいかもしれません。「うまくできるか心配」「失敗したら恥ずかしい」「怒られるのではないか」「実行したことを後悔しそう」なども含まれると思います。興味深いのは失敗ではなく「成功への恐れ」というのもあるようです。成功することで嫉妬や妨害されるなどを考えるとやらないという選択をすることがあるようです。これはまた別に考えた方が良さそうです。

「他に良い方法があるかも、という迷い」は、思いつきで始めたなど当初の計画不足かもしれません。場合によっては途中で方法の変更も必要ですが、それはあくまで計画があってのことと思います。でも目新しい方法など見てしまうと手を出したくなりますね。

 

もちろん他にもあるかもしれませんし、分類としてもっと適切な方法があるかもしれません。ここでは自分が「先延ばし」の理由にしやすいものを見つけ、それに対応することにフォーカスしたいと思います。

 

◆先延ばししないためには

ヒトの脳は先延ばししやすいツクリであることを意識し、上記のようなやらない理由に逃げ込まないようにすることが大切なように思います。つまり、仕組み化して脳が悩まない、迷わないようにするのが良いのではないでしょうか。

 

まずは

●やることを決める

・ゴール(やること)/やらないことを決める

・具体化。明確化。単純化

・スケジュールに落とし込む(中期・短期)

 

●実際にとりかかる時には

・ノートを開くなどものすごく小さくていいので習慣化する

・心奪われがちなものを視界に入れない

・作業に入る前に作業のイメージをする。その方が脳にとって効率が良い

・障害物を想定し回避策を想定しとく。Facebookが気になるけど5分は集中するぞ、など

・終わったら定位置に戻す(次に取り掛かりやすくする)

・失敗も織り込んでおく。失敗はつきもの。粘りづよく頑張れと自分に言い聞かせる

 

●それでも先延ばししたくなったら

・やらないとどのぐらい損するか考える

・成功を夢見る

・ご褒美をつくる

 

●先延ばししづらい自分(脳)をつくる

・完璧主義を手放す。できない自分を認める。セルフコンパッション

・声を出す。喋らないと無気力になりがち。音読でもいい。

・掃除、洗濯、料理など家事をやると前頭葉が鍛えられてやる気が出てくる

 

 

まずは何かひとつでもできるようになれば、自信にもつながります。なにかのヒントになれば幸いです。